画像: 第31番札所「姨綺耶山 長命寺」をご紹介しました

「長生きの観音さん」として知られる「長命寺」さん。3世紀後半~4世紀初頭、ヤマトタケルの父といわれる第12代景行天皇の時代に、大臣の竹内宿禰がこの山に登り、柳の巨木に「寿命長遠所願成就」と刻んで祈願したところ、宿禰はなんと300歳以上も長生きし、6代(一説には5代)の天皇に仕えたとされています。

その後、619(推古天皇27)年に聖徳太子がこの山を訪れ、宿禰が祈願した柳の木を見つけて感銘を受けていたところ、白髪の翁が現れ、この霊木で仏を刻みこの地に安置するよう告げたといいます。聖徳太子自ら、この柳の木で千手観音・十一面観音・聖観音の三尊一体の像を刻み伽藍を建立して安置。宿禰の長寿霊験にあやかり「長命寺」と名付けたと伝わっています。

ご本尊は千手観音立像、十一面観音立像、聖観音立像の三尊一体で「千手十一面聖観音世音菩薩」。国の重要文化財に指定されています。秘仏で33年に一度のご開帳とされています。11月27日(日)まで、聖徳太子薨去1400年御遠忌慶讃事業として、通常は立ち入ることのできない本堂内陣の特別拝観と、聖徳太子孝養像掛軸2幅の特別公開が行われています。午前9時30分~午後3時30分まで。特別拝観料500円が必要です。

千手十一面聖観世音菩薩のご真言『おん ばさら だるま きりく そわか』

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