各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」
今月は、奈良県北葛城郡にあります畿央大学におじゃましています!
今回、お話を伺うのは先週に引き続き…畿央大学修士課程1年次 木下 栞さんです。
![画像1: 2/26(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783627/rc/2023/02/23/d2ea55f6ea15f4951ea5f5f2bc792014ab217a36.jpg)
木下さんは、理学療法士としてお仕事をされながら、
大学に通って研究もされていらっしゃるということですが、
実際にどのような研究をされていらっしゃるんですか?
私が主に研究をしているのは“脳卒中後の感覚障害と身体性に関する研究”です。
脳卒中の後遺症のひとつに、筋肉が緊張しすぎて、
手足が動かしにくかったり、勝手に動いてしまう状態になることがあります。
手指が握ったままとなり開きにくい、ひじが曲がる、
足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなど、手足が動かしにくくなる症状がみられます。
この原因は、明確にわかっていないため、MRI解析などを行なっています。
なぜ、この分野の研究をされようと思ったんですか?
病院で理学療法士として働く中で、脳卒中の後遺症で手足の動かしにくさに
悩む患者さんを多く見てきました。
そこで研究をしていくなかでまだ解明されていない部分もあることに気づきました。
大学生のときも脳に関する卒業研究をしており、
もともと脳の研究に興味があったこともあり大学院で研究がしたいと思いました。
実際に、“畿央大学”に通われていかがですか?
働きながら大学院に通っている学生がほとんどのため、
同じ境遇の仲間が多く、刺激になっています。
また、ゼミ生や先輩、先生とゼミを行うことで自分では気づけなかった
新たな視点から助言をいただくこともできるため勉強になります。
では最後に今後、この研究や理学療法士のお仕事を通しての目標を教えてください。
脳卒中の後遺症によって自分の思い通りに手足が動かなくなることで生きにくさを感じている
患者さんが多くおられます。そのような患者さんが少しでも自分の思い通りに
生活できるような未来を創る一助となる研究ができたら良いなと思っています。
また、理学療法士という仕事においては、患者さんの気持ちに寄り添い、
一人一人に合ったリハビリテーションを提供できる理学療法士になりたいと思っています。
![画像2: 2/26(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783627/rc/2023/02/23/c465758e80ee57cd42c98dbdc1b95438bbd97be2.jpg)
畿央大学の井川さん、木下さん1ヶ月間ありがとうございました。