各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」
今月は、和歌山県和歌山市にあります
「和歌山大学」におじゃましています!
お話を伺うのは、先週に引き続き
和歌山大学 観光学部観光学科 3 年
野田和貴さんです。

和歌山大学では、地域連携プログラムというカリキュラムに力を入れているそうですが、
こちらはどういったプログラムですか?
地域連携プログラムは、観光学部生が地域の行政や団体と一緒に
地域課題の解決に向けた活動や調査等に取り組むことで、
観光振興や地域再生に関する実践手法について現場で学ぶことを目的とした、
観光学部独自のプログラムです。
地域の方々は住民の視点から、学生は外部の視点から意見を出し合い
ともに協力して活動するプロセスを通じて、
互いに新たな気付きを獲得することをめざしています。
ある種のインターシップのような形ですね。
野田さんも参加されているんですか?
はい、僕が参加したものをいくつかご紹介しますと、
まずは”大阪府岸和田市における景観資源活用による地域活性化への貢献”があります。
こちらは、岸和田市の「こころに残る景観資源」をより多くの方に知っていただくための活動で、
昨年度はリーダーとして、ウォークラリーを開催しました。
参加者の方には岸和田市にある様々な景観資源を巡りながら、ゴールを目指してもらいました。
イベントをするに当たって和歌山大学のマスコットである“わだにゃん”と
岸和田市のマスコットである”ちきりくん“にも当日参加してもらいました。
参加された方の反応はいかがでしたか?
地元の岸和田市在住の方だけでなく、市外から来られた方もたくさんいて
「知らなかった美しい景観資源を知ることが出来た」等の嬉しい意見を頂くことが出来ました。
またスタート地点にマスコットを設置したこともあり、
家族連れの方々にも大変喜んでもらいました。
地域活性とともに、景観資源を持続的に残していくためのサステナブルツーリズムですね。
ほかにも、熊野三山を軸とした若者目線での
新たな観光モデルコースとパンフレットの作成、
若年層の誘客を促進する旅行商品企画や、
瀬戸内エリアの自治体を対象に若者視点を活用した地域活性化・旅行需要の喚起を
目指しているJR西日本のプロジェクト“瀬戸内カレッジ”などに参加しました。
若者を呼ぶために若者の力を借りる、というのはすごく理にかなっていますよね!

来週も引き続き野田さんからお話をお伺いします。