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各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」

今月は、京都市山科区にあります
「京都橘大学」におじゃましています!
お話を伺うのは、先週に引き続き、
京都橘大学大学院 健康科学研究科
博士後期課程1年 澤井 舜さんです。

画像1: 6/11(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

澤井さんは、理学療法士として働きながら
大学院で研究もなさっているとのことですが、
どういった研究に取り組まれているのでしょうか?

僕は、「脳の働きを高めるニューロフィードバック」の研究をおこなっています。
簡単にご説明すると、“ニューロフィードバック”とは、
体を動かす際の脳の働きを目に見えるグラフや振動、
音などに変換して、 伝えるというものです。
例えば、手先の麻痺されている患者さんに器具を取り付け、リハビリをしていただきます。
その時に、指先を動かすように脳が働いたタイミングでグラフが増えたり、
振動や音で知らせることによって、より“指先を動かす”という動きへ辿り着きやすくなります。

私たちは普段、当たり前のように体を動かしているので感覚がわかりませんが、
一度失ってしまった感覚を闇雲に取り戻そうとするのではなく、
そのように明確に分かれば、リハビリをされる方もより不安なく
取り組むことができるかもしれませんね。

現状、脳の働きを視覚的に伝えるのが良いのか?
振動で伝えるのが良いのかなど、どのような方法が最も適しているのかを研究しています。
また、脳の働きを測定する機械が高価であるというのもあり、
すぐに多くの場所でリハビリに組み込むことも難しく、課題は多いです。

ですが、“ニューロフィードバック”自体はスポーツ業界でも注目されていて、
スポーツトレーニングへの応用も広く研究されています。
多くの注目が集まることで、認識や取り組みが広まり、
こういった課題が解決される日も来るのではないかと考えています。

リハビリを行う患者さんや、
パフォーマンスに悩むスポーツ選手など、
多くの人に役立つ研究なんですね。

それでは最後に、澤井さんの目標をお聞かせください。

世界では医療の不平等化が深刻であり,
健康な生活を送ることができない人々が数多く存在します。
私は,新しいリハビリテーション技術の開発によって、
この課題を解決したいと考えています。
理学療法士として、現場で1つの成果を出すのはもちろん、
研究を通して僕の生み出した1つの研究が10人の理学療法士に広まり、
100 人の患者さんを救う、というように広い効果を生み出したいです。
これらを通して、SDGs ゴール 3
「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し, 福祉を促進する」
の達成を目指していきます。

画像2: 6/11(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

澤井さん、2週間にわたってありがとうございました!

番組の情報や収録の模様は、
カレナレ公式ツイッターでアップされています!

今週の放送はradikoタイムフリーでも聴くことができます。

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