画像: ※写真は以前のものです

※写真は以前のものです

創建は686年。壬申の乱に敗れた大友皇子の息子、与多王が父の霊を弔うために田畑や屋敷を寄進して寺を創建し、天武天皇から「園城」という勅額を賜ったのがはじまり。3人の天皇=天智天皇・天武天皇・持統天皇の産湯に使われたという湧き水があり「御井の寺」と呼ばれていました。
その後、唐から帰ってきた智証大師円珍が、園城寺を天台別院として中興。密教の「三部灌頂」の法儀に霊泉を用いたことから、「三井寺」と呼ばれるようになったそうです。このご霊泉は、現在も、金堂の西にある「閼伽井屋」から湧き出ています。

西国札所の札所となっている「観音堂」は、1072年に、後三条天皇の病気平癒を祈願して創建されました。元々は長等山の山頂近くにあって、参道が険しく女人禁制。ある夜、三井寺の僧侶の夢に現れた老人が「山を下り、皆が参詣しやすい地で、衆生を助けたい」と告げたことで、4年後に現在の場所へ移転されたそうです。現在のお堂は1689年に再建されたもの。琵琶湖を一望できる景勝地に建っています。ご本尊「如意輪観音坐像」は、円珍が香木に刻んだと伝わる一面六臂の寄木造で、国の重要文化財に指定されています。秘仏で33年に一度のご開帳です。

如意輪観世音菩薩のご真言:おん はどま しんだまに じばら うん

2023年1月オープン「カフェ・カンノン」

ことし1月、観音堂のすぐ隣に、おはぎと紅茶が楽しめる「カフェ・カンノン」がオープンしました。滋賀県産のお米や大納言小豆を使用したおはぎは、1個250円で、定番の“如意輪あずき”や“抹茶”、“ナッツ”、新しく加わった“きなこ”のほか、季節ごとのおはぎもあります。コロンとしたひと口サイズで見た目もかわいい! これからの季節は、自家製餡子アイスもおすすめですよ♪

8月には「三井寺 妖怪ナイト」を開催!

8月3~6日の4日間「三井寺 妖怪ナイト」が開催予定です。見た目は怖いけど、どこか憎めない妖怪たちが夜の境内に出没します。詳しくは、下記WEBサイトをチェック!

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