各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」
今月は、大阪府堺市にあります
「大阪公立大学 中百舌鳥キャンパス」
におじゃましています!
お話を伺うのは…先週に引き続き
大阪公立大学 生命環境科学域 理学類 生物科学課程
3年 勝見太一さんです。
人と自然との関わりについて考える“里環境の会 OMU”部長を務めています。
![画像1: 7/23(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783627/rc/2023/07/20/7616babbccbd516d7a7195eb62534deef41b6c81.jpg)
「里環境の会 OMU」通称さとかんでは、野外活動に力を入れているそうですね。
例えば皆で、大阪の金剛山登山をしたり、南の島に生き物観察旅行に行ったり、
化石掘りや海遊館に見学に行くなど、生き物に関することならなんでもやります!
また、最近で言いますと5月から6月には「堺自然ふれあいの森」さんと
「ほたる」の調査を行いました。
ほたるの調査ですか?
両手に数を数えるカウンターを持って、川沿いを歩き、
ひたすらヘイケボタルとゲンジボタルを数えます。
ほたるの飛翔が始まる時期から終わる時期まで数えて、その数の増減を記録します。
多い時期ですと1時間で数百匹見れることもあります。
そんなにたくさん見られるんですか!数えるのも大変そうですね!
見ただけで、ほたるの違いがわかるものなんですか?
そうですね。点滅パターンに違いがあって、
ヘイケボタルで1秒に1回程度、ゲンジボタルで2秒で1回点滅します。
なので、細かく点滅している方がヘイケボタルということになります。
このパターンも関東ではゲンジボタルは4秒に一回など、
関西と違いがあったりして面白いんです。
最初は、見分けることに苦労して、間違いをいっぱいしました。
でも、どうして蛍の数を数えるんですか?
ホタルの保全を目的としています。
ご存知の通り、ホタルは綺麗な水の川など、環境が整っていないと生息できません。
環境の変化が起こると、その変化がホタルの飛翔数の増減に直結します。
なので、細かく調査することで、河川の環境がきちんと守られているかの指標になります。
実際、近年大阪のホタルは減ってきていて、野生のホタルの生息地はもうかなり少ないんです。
年々生息地が減少しているとされるホタル。
その環境を守るのも“さとかん”の活動の一環なんですね!
ということで、今日はここまでです。
引き続き来週も勝見さんにお話を伺います。
![画像2: 7/23(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783627/rc/2023/07/20/14a10f30a8c892b2fa6a8d562e568473c1a3be6d.jpg)