「トレンドラボ」のコーナー、水曜日のテーマは「ヘルスケア」です。
第1週 水曜日のテーマは「薬膳」。
薬膳料理家の大原レミさんに、おうちでできる”薬膳レシピ”を紹介していただきます。
今回のレシピは・・・
「菜の花とツナのトルティージャ」です!

画像: 2月7日(水)「トレンドラボ」…大原レミさんの薬膳レシピ‼

2月の薬膳のおはなしと食材について

2月3日の節分が過ぎれば立春をむかえ、
暦の上では春の気配が立ちはじめる日とされています。

体感では、まだまだ寒い日が続きますが、
寒い日が3日続いたあとに暖かい日が4日つづいて、
これが繰り返されることをいう「三寒四温」は、
ちょうど今ごろから3月の気候をあらわす言葉です。

陰から陽へ転じていくこの時期は、大きな季節の変わり目となり
気温差などから心身ともに不安定になりやすい傾向があります。

わたしたちの身体は、ゆっくりと冬から春への準備をはじめるタイミングでもあります。
冬が「内へ」、「下へ」、「閉じる」というイメージであるのに対し、
春は「外へ」、「上へ」、「開く」というイメージです。

臓器でいうと「腎」の季節から「肝」の季節に変わっていきます。
春へ向けての養生ポイントは、「ストレスの発散」と「デトックス」です。

冬のあいだに蓄えたエネルギーを少しずつ芽生えさせ、
貯め込んだ毒素を排出させていきましょう。
そんな春に積極的に摂りたい食材は、苦みのある食材です。
苦みのある食材には、新陳代謝を良くし、胃腸のはたらきを促し、
体内の余分な毒素や不要な脂肪分の排出などを助けるはたらきがあります。

なかでも春の味覚で有名な山菜や、菜の花は解毒作用に優れ、
できものや吹き出物などの炎症を抑えたり、血流を改善する作用もあり、
産後のトラブルや生理痛・肩こり・頭痛などにも効果があります。

そして、合わせて摂りたいのが
「血液サラサラ食材」として知られる玉ねぎですが、
これには身体を温めて血液の流れをよくし、
胃腸のはたらきを正常にして疲労回復にも役立ちます。

そして今回のレシピでも活躍するにんにくは、
料理の味わいを増すだけでなく、その香りは邪気を払い、
強い殺菌力でウイルスや菌を撃退して、免疫力を高めるので、
季節の変わり目にぜひ少しずつでも摂り入れたい食材のひとつです。

そしてもう一つ、欠かせないのがツナ缶です。
ご家庭にストックされているというかたも多いのではないでしょうか。

ツナ缶には、「かつお」と「まぐろ」があり
どちらも赤身の魚で血液を増やすはたらきに優れていますが、
まぐろにはより身体を温める作用があり、かつおには胃腸のはたらきを助けて
消化吸収をよくする作用があります。
風味も若干の違いがあるので、その時の体調やお好みで選んでいただくと良いです。

菜の花とツナのトルティージャの作り方♪

【材料】(約20㎝のフライパン1台分)
菜の花…1/2束(約100g)
玉ねぎ…1/2個
にんにく…1片
卵…3個
ツナ缶…小1缶(約70g)
マヨネーズ…大さじ1
塩・こしょう…適量
オリーブオイル…小さじ2

【作り方】
①菜の花は3~4cm長さ、玉ねぎは薄切り、にんにくはみじん切りにする。

②ボウルに卵を割りほぐし、ツナを加えて混ぜ、
 マヨネーズ・塩・こしょうを加えて混ぜ合わせる。

③小さめのフライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて中火で熱し、
 香りがたてば菜の花と玉ねぎを加えてしんなりとするまで炒め合わせる。

画像1: 菜の花とツナのトルティージャの作り方♪

④ ③に②の卵液を注ぎいれ、弱火にして蓋をし、約10分焼く。

画像2: 菜の花とツナのトルティージャの作り方♪

⑤ 周りが固まってきたらお皿などにスライドさせて
 フライパンをかぶせて裏返し、反対の面も約5分焼く。

画像3: 菜の花とツナのトルティージャの作り方♪

【★POINT★】

◎ツナ缶には水煮のものとオイル漬けのものがあり、
 食塩を含んでいるものとそうでないものがあります。
 水煮のものは、食材の栄養が汁に溶けだしているので汁ごと使うのがおすすめです。
 オイル漬けのものを使用する 場合は、油をすべて使うと
 油分過多となってしまいますので、油を切ってから使いましょう。

◎お好みでケチャップなどをつけてお召し上がりください。

画像4: 菜の花とツナのトルティージャの作り方♪

◎食べやすい大きさに切り分けて、お弁当のおかずにもおすすめです。
◎卵液にマヨネーズを加えることで、コクや旨みがアップし、ふんわりと仕上がります。

薬膳料理家 大原レミさんについて…

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