第8番札所「豊山 長谷寺」をご紹介しました。
686年、川原寺の道明上人が天武天皇の病気平癒を祈願して、「銅板法華説相図」(国宝)を造り、現在の五重塔付近、西の岡に本尊として安置したのが始まりとされています。727年には、聖武天皇の勅命により、徳道上人が近江高島から流れ着いた霊木で、二丈六尺(およそ8.6メートル)の十一面観音像を造りました。徳道上人の夢に現れた神のお告げにより、北の山の下にある大岩を掘り出した上に像を安置されたと伝わっています。
現在のご本尊「十一面観世音菩薩立像」は、室町時代 1538年に大仏師・運宗によって造られました。高さ三丈三尺六寸(1018cm)で、木造仏としては日本最大級。国の重要文化財に指定されていま...