第31番札所「姨綺耶山 長命寺」をご紹介しました
「長生きの観音さん」として知られる「長命寺」さん。3世紀後半~4世紀初頭、ヤマトタケルの父といわれる第12代景行天皇の時代に、大臣の竹内宿禰がこの山に登り、柳の巨木に「寿命長遠所願成就」と刻んで祈願したところ、宿禰はなんと300歳以上も長生きし、6代(一説には5代)の天皇に仕えたとされています。
その後、619(推古天皇27)年に聖徳太子がこの山を訪れ、宿禰が祈願した柳の木を見つけて感銘を受けていたところ、白髪の翁が現れ、この霊木で仏を刻みこの地に安置するよう告げたといいます。聖徳太子自ら、この柳の木で千手観音・十一面観音・聖観音の三尊一体の像を刻み伽藍を建立して安置。宿禰の長寿霊験にあ...