各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」
今月は、京都市北区にあります
「京都産業大学」におじゃましています。
お話を伺うのは…先週に引き続き
京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科 4 年次
二塚 香美さんです。

二塚さんは環境保全からまちづくりまで、
大きく“自然環境”にまつわる研究に取り組まれている
そうですが、特に力を入れている研究があるそうですね。
いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」をリリースされている
株式会社バイオームにご協力をいただいて、京都府下の湿地性植物の分布についてまとめています。 このアプリは、写真を撮影するだけで植物や生物の名前や情報を知ることができるというもので、 同時に撮影箇所の情報も記録されているため、そちらを参考にさせていただいています。
湿地性の植物がどこに多いかがわかるということですね。
でも、それがわかるとどうなるんですか?
環境保全のためには、保全するための環境を知ることが必要です。
湿地性の植物は田んぼや、溜池、河川など身近な場所にも多く生息しています。
代表的な大きな湿地だけでなく、身近で小さな湿地も生き物とって重要な生活空間です。
この環境を守るために、我々が何をしていくべきなのかを考えていくための材料として、
情報をまとめています。
なるほど。保全をしようにも、どこをどう保全すればいいのかがわからないと、
どうしようもないですよね。二塚さんは、4 年生とのことですが、
ご卒業後の進路は決まっているのですか?
進路は、環境コンサルタントの会社に就職する予定です。
地域活性や、街づくりを環境の面からサポートする仕事です。
まさに、この研究を活かしたお仕事に就かれるんですね!
では、最後に今後の目標を教えてください!
自然は癒しや生活の豊かさを与えてくれる一方で、
災害など、私たちの生活に危険を及ぼすこともあります。
私は研究や、仕事を通して自然の機能とリスクを学び多くの地域の
快適な暮らしを守っていきたいと考えています。
新たな開発ばかりではなく、自然環境を守りながら、
共生していけるような社会の形を生み出していく、
そんな素敵な研究だと思いました。
二塚さん、二週間にわたってありがとうございました!
