
寺伝によると、703年に元興寺の僧・弁基上人が山で修行していたところ、愛用していた水晶の壷を坂の上の庵に納め、感得した観音像を刻んで祀ったのが始まりといわれており、この縁起から「壷阪寺」の名前で親しまれるようになりました。平安時代、847年には長谷寺とともに定額寺となり、平安貴族の参拝も盛んに行われました。清少納言ゆかりのお寺としても知られており、『枕草子』のなかでも霊験の寺として挙げられています。
ご本尊は「十一面千手観音菩薩坐像」で、室町時代に造られたもので「壷阪観音」として親しまれています。平城京を開いた元正天皇が壷阪寺にお参りをして眼病の治癒を祈願したと伝わっており、桓武天皇や一条天皇の眼病も平癒されたと伝わっています。明治初期には、目の不自由な夫・沢市と妻・お里の物語を描いた『壷坂霊験記』が人形浄瑠璃として初演。その後、歌舞伎や講談、浪曲でも演じられ、眼病に霊験あらたかな観音様、目の観音様として、全国各地にその名が広まっていきました。毎年5月18日と10月18日には、眼病封じ祈願会が行われています。
春の行事予定
~4月20日(日)まで 日本最大級の大雛曼荼羅公開中
3月15日(土)~5月6日(火) 大和観音 はるかぜ回廊(壷阪寺・岡寺・長谷寺・室生寺にて)
3月28日(金)~4月6日(日) 夜桜のライトアップ実施予定(開花状況により変更の場合あり)
4月26日(土)~7月6日(日) 壷阪観音お身拭い特別参拝
第6回 番組バスツアー 募集期間を3月5日まで延長!
青岸渡寺さんをお参りする今回のバスツアー、急遽応募期間を3月5日(水)まで延長させていただくことになりました。おひとりでの参加も大歓迎! ぜひご参加くださいね。
詳しくは下記リンクよりご確認ください。