
京都府宮津市にある標高569メートルの「鼓ヶ岳」中腹に位置する「成相寺」は、日本三景の一つ「天橋立」を望む景勝地にあり、西国最北端のお札所と言われています。元々は日本古来の山岳宗教の修験場で、704年に文武天皇の勅願により、真応上人が創建したと伝えられています。
「身代わり観音」や「美人観音」として信仰されているご本尊は、秘仏「聖観世音菩薩」。平安時代に造られた木造の仏様で、33年に一度ご開帳されています(次回のご開帳は2038年予定)。
本堂は江戸中期の1774年に建てられたもので、京都府の指定文化財。内陣には、左甚五郎の作と伝わる「真向の龍」を安置。龍は一般的に横顔のものが多いですが、珍しく真正面をむいているため「真向(き)」といわれています。
平成17年に再建された五重塔や本堂の前に手水鉢として置かれている「鉄湯船」(国重文)などみどころいっぱい。また、「パノラマ展望所」からは、若狭湾・宮津湾・天橋立が一望できますので、これからの季節、紅葉と天橋立の絶景は必見です。
11月8日(土)~24日(日)「もみじウィーク」を開催
約200本のモミジが境内を彩り、期間中は、傘松公園から成相寺登山バスでお越しの方限定で、
特別な御守「お守り手形」を先着順にてお授けされます。観音様にお参りし、願い事の印を押し、
結縁綱を握っていただくことで、世界に一つだけの御守が完成します。
11月9 日(日)成相寺客殿にて、月亭方正による落語会 午後2時開場、2 時30 分開演
※チケットの詳細は、月亭方正落語実行委員会までお問い合わせください。
11月15日(土)・16日(日)午後6時~9時 紅葉のライトアップ
※15日には、境内の五重塔前にてフルート奏者による演奏も。
※16日には五重塔前広場にて「柴燈護摩祈祷」が厳修されます。
なお、ライトアップ両日11月15・16日)ともに、午後4 時以降はお車での入山ができませんので、傘松公園ケーブルから専用登山バスにてお参りください。